もの忘れ
「認知症のもの忘れ」と「健康なもの忘れ」の違い
体験の全て、時空間の見当識、家族の名前や自分の家の場所が
分からなくなるといった「認知症」の症状と
体験の一部、具体的な日付や曜日、人の名前がすぐに
思い出せないといった「健康的なもの忘れ」があります。
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認知症の
もの忘れ- 体験の全てを忘れる
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家族・自分の家、季節が
わからなくなる
日常生活に
支障をきたす -
健康な
もの忘れ- 体験の一部を忘れる
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家族・自分の家、季節が
わからなくなることはない
日常生活に
支障はない
こんな症状がある場合はご相談ください
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買ったことを忘れて、
同じものを何回も買ってしまう -
やる気がなくなり、
続けていた趣味などを辞めてしまう -
食べたことを忘れる
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日付や曜日、場所などがわからなくなる
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知っている場所なのに道に迷ってしまう
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約束したこと自体を忘れる
「もの忘れ」に関する疾患
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軽度認知障害(MCI)
「前より思い出せない」が増えたらーMCIかもしれません
MCIは認知症ではありませんが、年齢の割に記憶力や判断力が低下している状態です。日常生活は自立していても、年間10〜15%が認知症へ進行します。一方で、早めの気づきと生活習慣の見直しで改善することもあります。ほかの病気が原因のこともあるため、必要に応じてMRIなどで評価し、予防策をご提案いたします。どうぞお早めにご相談ください。
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何度も同じことを質問する
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家事や料理の段取りが悪くなった
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日課や習い事がおっくうになる
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アルツハイマー型認知症
“新しいことが覚えられない”が目立つ、最も多い認知症です
脳にアミロイドβやタウ蛋白がたまり神経細胞が傷むことで起こります。早期の評価と治療・生活支援で進行を緩やかにし、負担を軽くできます。気になる変化があればお早めにご相談ください。
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日時や場所を忘れてしまう
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性格が変化する(穏やかだった人が怒りっぽくなる、活動的だったのに覇気がなくなるなど)
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徘徊がみられる
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血管性認知症
脳梗塞や脳出血のあとは要注意!
脳血管の病気のあとに起こります。脳梗塞や脳出血の部位により症状は異なります。高血圧・糖尿病・脂質異常・喫煙は要注意因子です。早期評価と血圧・血糖管理、食事・運動・睡眠の見直し、リハビリで生活を支えられます。気になる変化があれば、どうぞお早めにご相談ください。
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もの忘れはあるが、昔の仕事の話はできる
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日時やタイミングによって症状に波がある
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怒りっぽく、涙もろいなど、感情をコントロールしづらい
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レビー小体型認知症
しっかりしている時もあるため
「年のせい」や「性格の問題」にされがちな病気ですレビー小体型認知症は、脳の神経細胞に「レビー小体」がたまり発症します。注意力や認知機能が日によって変わります。早期に評価し、薬の調整や睡眠・転倒対策、環境整備を行うことで、生活の負担を軽くできます。気になるサインがあれば、お早めにご相談ください。
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実際には見えないものが見える
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動作が遅い・手足がこわばる
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睡眠中に大声を出したり、暴れたりする
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正常圧水頭症
転びやすい・もの忘れ・尿もれを「年のせい」で済ませていませんか
頭に髄液がたまり脳が圧迫されることで、様々な症状を呈する疾患です。早期の手術ほど回復しやすく、手術で症状の改善が期待できる唯一の認知症です。お気軽に当院へご相談ください。
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歩くときにふらふらしている
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もの忘れがある
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おしっこの回数が増えた、尿もれするようになった
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ぜひ、Web問診のご活用を!
来院前に、スマートホンやパソコンで問診票を入力する3つのメリット
- 待ち時間 短縮
- 聞き漏れ 防止
- 診察の 深掘り
症状や経過を事前に共有していただくことで、当日の診察の待ち時間を短縮し、
聞き漏れを防ぎ、そして診察内容を深掘りする事ができます。
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